全国と世界のグルメ旅行記です。今はフィジーグルメが多いです。

フィジーでカバの儀式を体験してみました。味は?お酒とどう違うの?(フィジー旅行記、フィジー留学口コミ)

このエントリーをはてなブックマークに追加

kava-01
カバ作りを見学させてもらいました。


左に写っている木臼で、まずカバの根を突いて砕きます。
その後、右に写っている大きなすり鉢(これをタノアと言います)で揉んで、水にカバのエキスを抽出するのです。


市場に行くと、カバは2種類売っています。
1つはカバの粉で、わかりやすく言えば「インスタント・カバ」。
水に溶いて、すぐに飲めます。


もう1つが、木の根のままのカバで、こちらは粉に比べて高価です。
私は初めて市場で見た時は、ゴボウか何かかと勘違いしました。
何だろう?と思っていたのですが、実はこれが「カバ」だったのです。
どのように調理するのかを知る事が出来て、とても良い経験になりました。


kava-02
カバの儀式をどこで見たかというと、ナマカ・タウンにある教会です。
何かイベントをやっていて、友人に誘われて参加してみたのでした。


kava-03
残念な事に、何のイベントだったかが、記憶から抜け落ちてしまっていて、思い出せません。
宗教的なイベントなのか、地域のお祝いみたいな事だったのか?
しかし、写真を見ると、皆さんおめかしをされていて(正装?)、
かなり大がかりで、地元民にとっては大事なイベントだったのだろう、と解かります。


kava-04
kava-05
参加者のみんなで食べるためのご馳走も用意されていました。
私は、参加費を払う訳でもなく、宗教の門徒でもないのに、そこまで参加して良いものか解からなかったので、
遠慮して食事会が始まる前に帰りました。
どのような料理が用意されていたのか、気になりました。


タノアでの揉み方ですが、砕いたカバは布巾にくるんで、男性が水の中で力を入れて何度も布巾を揉み上げます。
けっこうな手間と時間がかかるのですが、
おそらく、その「手間と時間をかける」というのが、儀式のリッチさを高めるんじゃないかと思いました。


安くてラクチンなのは、粉のカバですが、
高い木の根のカバを、えっちらおっちら、タノアで揉みだすのが「おもてなし」としては大事なのでしょうね。
カバを揉んでいる人達も、どこか誇らしげな感じだったので、仲間の中で人望熱い人がカバの揉み役を任されるのかもしれません。


しかし、フィジーの人達は宗教熱心です。
そして、日本の宗教と違うのは、どこか熱狂的でエキサイティングしている、というのを感じました。
ナンディ・タウンの教会でイベントをしていたのを見学に行った時も、信者の人達が興奮状態でヒートアップしていたのが印象的でした。
それだけ「信心」の本気度が違うのだと思います。


日本の寺や神社では、静かにお参りしましょう、という感じで、大人しくジッとしているものですが、そういう感じではなかったですね。


話がそれました。
肝心のカバの味ですが、例えると「甘くないコーヒーミルク」みたいな味です。
少しクリーミィーで、少しだけ甘みがあります。
飲みにくい味や、薬臭い味ではありませんでした。
すごく美味しくはありませんが、まずくはないし、飲もうと思えば何杯も飲める味です。


カバは、ダウナー・ドラッグの一種だそうで、
本やネットには「気分が落ち着く」「眠くなる」「鎮静作用がある」と書かれています。


私はその効果が感じられるまで、2杯、3杯と飲んでみましたが、
しかし、その効果は全く実感する事が出来なかった、というのが正直な所です。
お酒みたいな酩酊感や高揚感、頭の働きが鈍くなる感じも、全く無かったです。


「アフリカの部族には、風邪薬などが、一般人の何倍も効果を発揮する。それは普段は薬を飲まないからだ。」という話があります。
考えるに、日本人である私は、多くの薬を頻繁に使っているので、薬物耐性が出来ていて、カバくらいでは効き目が薄いのではないか、と推測しました。


例えば、同じ鎮静剤でも、カバよりも、病院で処方される睡眠薬や、薬局で売っているバファリンなどの鎮痛剤の方が、薬物としては強力でしょう。
カバは、どちらかと言えば「漢方(生薬)」で、ソフトな効き目なのだと思います。


それから、フィジー人は、伝統的にカバを飲み続けてきた、という歴史がありますので、
DNAや遺伝的にカバとの相性が良い、というのもあるかもしれません。
フィジー人には作用しやすく、日本人には作用しにくい、という側面があるのかも、と思いました。


というのは、私は何杯飲んでも、さっぱり意味の分からないカバでしたが、
フィジー人は本当にウマそうにカバを飲むからです。
タバコやアルコールが、常飲者でないと「美味しさ」が解からないのと同じなんでしょうね。


それに「鎮静作用」ですが、これも少し言葉の意味が違いそうな気がします。
フィジー人はカバを飲みながら、朝まで起きて話をして盛り上がるので、
それを見ていると、飲み慣れた人にしか分からない「薬効」があるような気がします。
(例えば、集中力が増すとか、時間の感覚がマヒする、とか)


よく「カバ」が「お酒」に例えられる表現があるのですが、それはこれを見て言われるのだと思います。
しかし、習慣化していない人にとっては、カバはお酒の代用には全くなりませんでした。


最後に、カバの注意点を書いておきます。


カバは薬物なので、肝臓に負担をかけます。
そして「体質的に飲み慣れていて、また、体が大きく肝臓も大きいフィジー人」と、私達を同等に比較はできません。
飲み慣れていない私達に、どの程度、肝臓への負担があるかは解からないので、
調子に乗って飲み過ぎるのは控えた方が良いかもしれません。


あと、カバは飲み過ぎると、副作用で、肌がガサガサになるそうです。


ランキング参加中です。ポチッと応援お願いします!
にほんブログ村 旅行ブログへ


関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

※コメントが反映されるまで、数日かかる場合があります。コメントがすぐに表示されない場合は数日後にまたアクセスしてみてくださいませ。

こちらのブログは「食記ドットコム」メンバーのhickが中心となって運営しています。

ご連絡はこちらから


ブログランキング

ランキング参加中です。
ポチッと応援お願いします!

にほんブログ村 旅行ブログへ

おすすめ記事

  1. indian-02
  2. kava-01
  3. iland-06
  4. intercoti-02
  5. sheraton-01
  6. popo-01
  7. bohai-a-01
  8. spfb
  9. fijibeer
  10. nadina-05

アーカイブ

広島食べ歩記はこちら!毎日更新中!