フィジー留学ブログ旅行記です。ナンディ、デナラウ、ラウトカ、シンガトカを紹介します。このブログは個人が趣味で運営しています。

フィジーで豚の丸焼きを見学してきました。&ケレケレの意味。(フィジー旅行記)

2017.03.03

1件

buta-02
フィジーで豚の丸焼きを見学してきました。


フィジーでは、結婚式などのお祝い事があった時に、
豚の丸焼きをして、みんなで分け合う、といった習慣があるようです。


丸ごと1匹の豚はフィジー人にとっても、かなりの高級品ですので、
そんなにめったに催されるものではありません。


それだけに、プレミア度の高いイベントだと思います。





※注意※
この先は、屠畜の写真がありますので、苦手な人は見ないでください


人によっては残酷だと感じる人がいるかもしれませんが、私は生きるために動物を殺して食べる事は、人間という種の、更に言えば地球上の全ての生物の、必然であるという考え方です。


































buta-01
豚さん。


フィジーでは、日本のようにシステム的な養豚はされておらず、飼い主が家の近所で適当に育てる、というのが主流のようです。


家で育てた豚を食べる事もあれば、人から買ってくる場合も多いそうです。


日本のように、ちゃんとした屠畜場で殺すのでなく(たしか日本は法律で、決められた場所以外で屠畜してはいけなかったはず)、そこらの野原でやります。


buta-09
当然ですが、豚は殺されると思って全力を出し切って暴れるので、大人が数人で押さえつけます。


この必死の豚の形相と悲鳴は、かなりショッキングで、普段はスーパーに並んだ豚肉を見て食材としか思いませんが、やはり生き物なんだな、と感じます。


よく「命をいただく」と言いますが、まさしくその通りで、食材に感謝して食べよう、と改めて思います。


しかし、力の強いフィジー人なので出来る殺し方で、日本人だと豚の力に負けてしまいそうです。


buta-10
首の頸動脈を切って、放血死させます。


buta-11
もう、ほとんど死んでいますね。
これは足蹴にしているのでなく、死にかけでも急に大暴れするかもしれないので、体重をかけて抑えているのです。
あと、足や手で豚の体を揉んで、早く血が外に出るようにしています。


殺して出てくる血は、そのまま地面に流します。


buta-02
そして、一度焚き火で焼きます。
このまま焼き上げるのではなく、おそらく表面の毛を処理するためだと思います。


buta-08
「豚の丸焼き」というと、こういう中国料理の丸焼きをイメージする人が多いと思いますが、
こういう焼き方をするには、かなりのテクニックが必要になります。


丸のまま中心までちゃんと火を通そうと思うと、外側が焼き過ぎになったり焦げてしまいます。


もちろんフィジーにもロボ料理という、素晴らしい蒸し焼きの技術がありますので、
場合によっては、ロボのテクニックで一匹丸蒸しにする事もあるのかもしれませんが、
私のフィジー滞在中には、残念ながら、それに巡りあえませんでした。


buta-04
表面の毛を焼ききったら、腹を裂いて、内臓を出します。
プリプリ新鮮なレバーが美味しそうですね!


焼肉で「ホルモン」が好きな日本人も多いと思いますが、フィジーではホルモン類は捨てます。


日本の焼肉で出てくるホルモンは、屠畜業者さんや精肉業者さんが、丁寧に処理をしてくださったもので、
当たり前ですが、腸の中にはウンコが詰まっているので、ウンコを取り出して綺麗に洗浄されたものが、私達の食卓に出てくる訳です。


フィジー人は、ウンコの詰まっていた腸を洗ってまで食べよう、とは考えないのだと思います。
しかし、レバーは食べるようです。


buta-05
臓物を取り出すと、豚をバラしていきます。


私は日本人なので「せっかくの一匹丸ごとなのに、もったいない!」と思ってしまいました。
中国料理風の豚の丸焼きにして食べたい、と思いました。


buta-03
バラバラにするのは、フィジー人の村内で分けるためでしょう。(ケレケレ)


ここでフィジー人の文化「ケレケレ」について書きたいのですが、長くなるので、また別の記事にまとめたいと思います。
というのは、多くの日本人は、この「ケレケレ」という文化を誤解して捉えているように思うからです。


ケレケレというのは「仲間内(あるいは親族)で共有しあう」という文化です。


1つだけ書いておくと、例えば、同じ「フィジー人」であっても、フィジー系フィジー人とインド系フィジー人の間ではケレケレは成立しません。
もちろん、フィジー系フィジー人と日本人の間でもケレケレは成立しません。
そういう事です。


buta-06
頭まで、すっかり分解して、大きな鍋に収まりました。
鍋は、これで煮込むわけではなく、単に入れ物として代用しているだけです。


buta-07
ここから、更に細かく切り分けていきます。
こうなるともう、私達のイメージする「豚の丸焼き」ではなく、単なる山盛りの豚肉ですね。


これがフィジー人にとっての「豚の丸焼き」です。


私も「食べてみたいなー」と思いましたが、私は彼らの「仲間」ではないし、フィジー人にとって高価な豚肉を「私にも分けてください」なんて図々しい事は言えません。
もちろん、彼らもそれを分かっているので、私達に分け与える事はありません。


(もちろん、お金を支払って、少し売ってもらう、というのはアリでしょう。)


しかし、見学させていただけたのは、たいへん嬉しい事でした。
こういう行事に他者の見学を許す、というのは、やはりフィジー人の寛容さであると私は思います。


良い経験をさせてもらいました。ありがとうございます。


ランキング参加中です。ポチッと応援お願いします!
にほんブログ村 旅行ブログへ


関連記事

コメント

  1. この場合、豚の表面の毛を処理するために、たき火であぶるだけです。フィジーでは、豚の丸焼きと言った料理方法はありません。中華料理に出てくる丸焼きは、子豚をオーブンで長時間焼いた料理です。ただし、フィジーでは「ロボ」で豚のまるままを料理します。この場合、屠殺した後、たき火で簡単に毛を焼いて、後は吊るして鋭利なナイフで毛をそり、さらに青いパパイアで肌をこすり、角質を柔らかくして、もう一度ナイフで仕上げます。結構大変なプロセスです。最終的に、赤熱した石を空洞のお腹に詰め込んで、「ロボ」の他の食材と一緒に蒸し焼きにします。豚の一頭の規模のロボは、フィジアンの村の酋長クラスのお葬式などでは今も行われています。私の嫁の村で豚を飼育している親戚は、ライフル銃(2口径の弾、ストローくらいの小さな物)で豚を屠殺してます。私が管理していた家畜を飼ってる島では、38口径のライフル銃で牛を屠殺してました。
    貴方の見学された、豚は、ただ単にたき火で毛の処理で、肉は細かくして、シチューなどに料理したものと思います。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

※コメントが反映されるまで、数日かかる場合があります。コメントがすぐに表示されない場合は数日後にまたアクセスしてみてくださいませ。

こちらのブログは「食記ドットコム」メンバーのhickが中心となって運営しています。

ご連絡はこちらから


ブログランキング

ランキング参加中です。
ポチッと応援お願いします!

にほんブログ村 旅行ブログへ

おすすめ記事

  1. bohai-b-01
  2. adi
  3. mac-01
  4. madspa-04
  5. bohai-a-01
  6. intercoti-02
  7. buta-02
  8. ana-04
  9. lulu-01
  10. angie-01

アーカイブ

広島食べ歩記はこちら!毎日更新中!