蝦夷バフンウニ、豆、やぎ丸農場さんのシェーブルチーズ、トリュフのグラッターレ
グラッターレとは、グラタンのことです。
しっかり焼く事で、ウニやチーズなどの味が濃厚に凝縮されて、そこにトリュフの香りが合わさり、これはウマい!
中区富士見町にある前衛系のイタリア料理店です。
広島で、こういう方向性のイタリア料理店は、ほとんど無いと思うので貴重だと思います。
以前は、中区銀山町にあったのですが、地蔵通りに移転されました。
完全予約制のお店です。
スタンダードコースを頼んだのですが、
こんな感じで、前菜が3品程度出まして、
イタリア産のシチリア豚ロースのインボルティーニ、バーボンとイチヂクのソース、サルミの香りの茸のソテー
これ、激ウマでした。赤ワインがすすんでやれんやつ。
「イベリコ豚」の原種と言われるシチリア豚を仕入れているところが、まずすごい。
それを生ハムの皮のところで巻いてバリパリにローストしてあって、
発酵した生ハムの香りと旨味が染み込んだシチリア豚がタマランチン。
バーボンとイチヂクのソースも、うんうん、わかるわかる。良い感じに合ってる。
「サルミ」はレバーなどの内臓類のことで、
全体的な統一感もバッチシ。
ディープでマニアックな造りなんですが、しっかりと美味しいです。
素晴らしい。
瀬戸内産のイサキの軽い燻製と生姜のリングイネ アーリオオーリオ
この「最後にパスタが出る」というの、すごく解かるし、嬉しいです。
私もよくイタリアンでコースを頼む時に、お願いしてパスタの順序をメインの後にしてもらうのですが、
美味しいメインの前にパスタでお腹を膨らますよりも、
メインを堪能してから、炭水化物のパスタを食べたいのだよね。
コースの流れとしても、ちゃんと「メインの後に食べて美味しいパスタ」として成立されてて、なるほど。
屋久島の新茶ゆたかみどりのジェラート 熊本クインシーメロンのジュレ 茶葉のチュイル レモンのメレンゲ
屋久島のお茶の香りがプンプンと薫る濃厚なジェラートが、良い感じにフィニッシュをキメてくれました。
あと食後のコーヒーや紅茶などがコースに含まれます。
う~ん、かなり満足度高かったです。
ワインペアリングにも力を入れてらっしゃり、価格もお手頃でした。
1皿に1杯ずつ、ちゃんと個性の合ったワインを提案くださるので、お酒が好きな人は嬉しいですね。
お店の場所ですが、以前にこちらのお店があった場所、と言うと分かり易いでしょうか。
完全予約制ですが、ランチがかなりリーズナブルなのに驚きます。
このクオリティをランチで気軽に味わえるのはお得だと思いました。
お薦め店です。ぜひ訪れてみてください。
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下記、移転前のレポートです。
中区銀山町にあるイタリア料理店です。
今回は料理のみで4000円のコースをお願いしました。
ストゥッツキーノに、ミニサイズの牛タンと豆のズッパ。
エスプレッソカップに入ってカワイイ!
名物の前菜盛り合わせ。(写真は2人前)
10種類の味をあれこれと楽しめるのは嬉しいですね。
アワビなども使われており、リッチな前菜でした。
これだけでまったりワイン飲めます。
プリモは、県内産の雉(キジ)のパスタ。
4000円コースなのにジビエが出てくる心意気がすごい!
バゲットも添えられました。
セコンドは、ひろしま牛のステーキ。
写真で伝わりにくいでしょうが、厚さ2㎝はあって分厚く食べ応えありました。
コースの原価率、かなり高いんじゃないでしょうか。
部位はモモ辺りの赤身肉でヘルシーなのも嬉しいですね。
塊で焼かれて切り分けられたのでしょう、レアが良い具合です。
ドルチェにシェフのオリジナリティが表れていて良かったです。
ワインの飲めるチーズケーキ!
ブルーチーズが使ってあって黒胡椒が振ってあります。そしてソースはバルサミコ酢。
こういう「攻めの皿」、私は大好きです。
この内容で4000円とは、満足度かなり高いんじゃないでしょうか。
この日は赤ワインに合うようなコースの内容でしたが、相談すれば、魚オンリーのコースなど柔軟に対応くださるようです。
イタリアワインを揃えてあるのも良いですね!
この日のワインはボトルで
Le Volte dell’Ornellaia2013 レ・ヴォルテ・デル・オルネッライア(トスカーナ)
BARBARESCO CANTINE SAN SILVESTROカンティーネ・シルヴェストロ・バルバレスコ・マーニョ2012
を飲みました。
Ristorante CARLOTTA リストランテ・カルロッタ
広島市中区富士見町5-12 2階
電話 082-247-0639 定休日:日曜
営業時間 12:00~13:30 18:00~22:30
https:Ristorante-Carlotta