イラブー料理カナ 一度は行っておくべき名店です。沖縄料理の最高峰(沖縄県中頭郡北中城村屋宜原)


イラブー汁(ウミヘビスープ)
観光客向けではない、本物の沖縄の海蛇スープで、
しかも、その最高峰と言える洗練されたクオリティです。

「このスープを飲むためだけに、このお店を訪れる価値がある!」と言えるほど。

沖縄県北中城にある沖縄家庭料理のお店です。
完全予約制の上に、金土の夜しか営業していません。
場所も、かなり辺鄙な場所に位置しています。
「わざわざその店に食べに、その場所へ行く」というタイプのお店です。
しかし、一度は行く価値のあるお店だと思います。
私の沖縄食べ歩きの中で、一番満足度の高かったお店でもあります。

メニューは、コース料理イラブー汁の定食があるのですが、
個人的には一番安い定食をお薦めします。
お酒を飲むならコース料理も良いと思いますが、
私達の時はコースが終わるまで4時間かかったので、
お酒を飲まないなら定食が良いと思います。

さて、コース料理です。

イラブーのお汁(汁だけ)、豆腐よう
このお汁をすすった瞬間、あなたは万難を排してこの店に来て良かった、と思えるでしょう。


沖縄もずくおから
おばあが家で作り続けてきた「家族のための料理」です。
そういう「説得力」があります。


ジーマーミ豆腐 (ゴマ豆腐)
もちろん、手作りです。


クーブイリチー (昆布炒め)
家庭料理なのですが、
観光客向けに「沖縄料理」を掲げる店のそれらとは、一線を画します。
「本物」なのです。


ツナとナッパの白和え ゴマダレ味
ツナ?と思うかもしれませんが、
スパムや、例えば韓国のプデチゲと同じで、これが沖縄のちゃんとした「郷土料理」なのです。
そういう「文化」を知っていると、このお店の料理は、もっと楽しめます。


そして、イラブー汁
イラブーの他に、昆布と豚が入ってまして、
誤解を恐れずに言えば
「このスープでラーメン屋をやったら、絶対に人気店になる!」と確信するような
完成度の高い、すごいスープです。


イラブーは干物にされたものを、丁寧にもどしてあります。
ジャーキーのような噛み応えなのですが、
噛み締めると、海蛇肉の繊維の中から、美味しいスープがじゅわぁ。
なるほど、海と豚のWスープ!

私が「一番安い定食」を薦める理由ですが、
コースだと、ある程度お腹が膨れた状態になってからイラブー汁が供されるのですが、
それがもったいないからです。
このすごいスープは、お腹の減った状態で味わうべき!


どぅる天(どぅるわかしーの天ぷら)
「どぅるわかしー」とは、田芋を煮崩した沖縄料理です。


ラフテー(豚の角煮)


沖縄の炊き込みご飯「ジューシー」と、白味噌の利いた甘い味噌汁
この「甘い味噌汁」が、なんともウマいのです。素晴らしい。
そんで、炊き込みご飯の「ジューシー」は、豚の脂でテラテラしてるのが特徴です。
豚脂の香りが香ばしくて甘くて。ザ・沖縄料理!
沖縄は日本よりも台湾に近いのですが、台湾の猪油飯と近似性があるかも、と思いました。


ドラゴンフルーツのゼリー

どうですか、これらのお料理群の素晴らしさ、伝わりますでしょうか。

間違いなく「沖縄家庭料理」の最高峰です。

他のお客さまがいるので、店内の写真が無いのですが、
店というより、家。
田舎の集会所に、近所の人が集まって宴会をしているような雰囲気です。

観光客よりも、沖縄の地元の人達がほとんどで、
大勢の仲間グループでわいわいと会話を楽しみながら、お酒と共にお料理を楽しんでらっしゃいました。
ゆっくりゆっくり出てくる料理で延々と飲む。そういう「沖縄の島時間」がこの店にはありました。
なにしろ、私達より先に宴が始まっていたのに、4時間後に私達が帰る時も、まだ宴会は続いていたので、
これが「沖縄の飲み会かあ」と感心したものでした。
こちらの「コース料理」は、そういうシチュエーション向けでした。

またいつか再訪したいお店です。
お薦め店です。

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沖縄料理イラブー料理カナ
沖縄県中頭郡北中城村字屋宜原515-5
電話 098-930-3792
営業時間 18:00~22:00
定休日:日月火水木
駐車場あり
http://irabu-kana.com/



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