アンデルセン 広島が全国に誇るパン文化のパイオニア!モーニングやランチ利用も楽しいよ(広島市中区紙屋町)

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モーニングセット
朝からこんなリッチな食事を取ると、やっぱり少し気分が良いですよね。

日本の昭和黎明期におけるパン文化の立役者、広島アンデルセンさんです。
アンデルセンさんが広島本社で活動されているって、同じ広島県人として少し誇りですよね。

被爆建物でもある本来の広島アンデルセン本社さんが老朽化のため、2020年の改装オープンに向けて、
現在は紙屋町で営業をされています。

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記憶に新しいのは、2002年にフランス国トップクラスのショコラティエ「ジャン・ポール・エヴァン」さんの日本総代理店を広島アンデルセンさんが獲得されたこと。
当時、東京や大阪で行列が出来て入店できないジャン・ポール・エヴァンさんを、広島の会社が全てプロデュースされているというのは、若かりし私にとってはものすごくセンセーショナルな衝撃でした。
2000年代において再度、日本全国に広島アンデルセンさんの名前が知れ渡った一因とも思います。

古い時代のことなので、あまり知られていない事ですが、
70年代初頭に日本で初めてパン生地冷凍の技術を成功させて日本全国に拡めたのが広島アンデルセン(タカキベーカリー)さんです。
冷凍パン生地を店舗に配送してお店で焼き上げれば良いだけ、という技術革命によって、当時に日本全国のパン屋全体が大きく発展した歴史的な偉業です。

今では、どこのパン屋さんでも当たり前の「パンが並べてあって、お客さまがトレイとトングを持ってパンをピックアップしていく」という日本のパン屋のスタイルも、広島アンデルセンさんが発祥で、日本全国にスタンダードスタイルとして拡まっていきました。

本当に日本パン業界黎明期のパイオニア的な存在なのですよね。広島に広島アンデルセンさんがある、というのは、私はとっても素敵なことだと思っています。

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話が長くなりましたが、ある日のモーニングのメインプレートです。
サラダ温野菜ハムチーズソーセージスクランブルエッグ、そしてフルーツ。完璧じゃないですか。
見ただけで、もう、丁寧さが伝わってきますよね。

広島アンデルセンさんはハムやソーセージ、チーズなどの輸入販売もされておられ、また野菜や果物などの生鮮食品の販売もされておられるので、
仕入れ業者直営のメリットというか、皿の上の一品一品それぞれの品質が、やっぱりワンランク上なんですよね。
何気ないモーニングプレートなのですが、1つ1つの素材や調理が良くて、やはり美味しいなと思ってしまいます。

別の日のモーニングの内容です。
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焼き立てトーストに、ヨーグルトオートミール

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カリカリベーコンチーズサラダカレー味のポタージュの中はホウレンソウと卵のココット焼きが隠れていて、朝からこれは嬉しいサプライズでした。

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パンも数種類をサーブしていただけました。
このデニッシュペストリー(パイ生地パン)も、アンデルセンさん発祥で日本全国に拡まったパンですから、やはり欠かせないのでしょうね。

私の大学時代の同期が広島アンデルセンさんに就職したのですが、当時に彼女から聞いた話で
広島アンデルセンは文化を売る店だから」と採用面接で言われた、という話が今でも記憶に残っています。
そのとおり、私はアンデルセンさんの皿には「誇り」のようなものを感じてしまいます。
盛り付けのプレゼンテーション1つとっても、ストイックというか、こだわってらっしゃるのが見た目に伝わってきます。

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もちろん、イートインだけでなく、チーズワインシャルキュトリ(ハム類)デリの販売もされています。
アンデルセンさんは、店内を見て廻るだけでも楽しいお店ですよね。
あっという間に時間が経ってしまいます。

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現在の紙屋町店さんの外観です。
銅プレートの看板が歴史を感じさせますね。
寂しいことですが、1970年にオープンなさった東京表参道の青山アンデルセンさんが、2017年7月末を持って閉店されるとの事です。
約半世紀に渡って、文化を発信されてきたお店が無くなってしまうのは少し寂しいですが、これも時代の流れでしょうか。
2020年に広島本社の改修が終了して、また懐かしいあの建物に足を踏み入れるのが楽しみです。
広島アンデルセンさん、もちろんお薦め店ですよ。
たまにモーニングやランチで利用すると、やっぱり良いなあ~!って改めて思ってしまいますね。
これからも広島から文化を発信し続けていっていただきたいです。

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広島アンデルセン
広島市中区紙屋町2-2-2
TEL 082-247-2403
営業時間 カフェ7:30~21:00 デリ10:00~20:00 (日祝は~19:00まで) 不定休
http://www.andersen.co.jp



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