すしうえだ　20代の鮨職人の俊英　素晴らしいです　食べログ寿司WEST百名店　兵庫県神戸市中央区

2021年8月20日

シグネチャーディッシュの穴子
うえだ大将によって発案されたオリジナルの穴子の握り鮨で、
私達、広島の人間は、もちろん穴子には一家言ある訳ですが、
それでも「まだ穴子のこういうアプローチや魅せ方があったのか！」と唸らされること間違い無しです。

兵庫県神戸市中央区にある「すしうえだ」さんを訪れました。
食べログ寿司WEST百名店2021に選ばれています。
ランチもされていますが、価格も内容もディナーと同じものです。
おまかせコースのみのお店です。
クレジットカード不可で現金払いのみなので、ご留意ください。

兵庫県と言えば、の明石鯛のヅケからスタート。
いきなり日本酒が飲みた～い！

兵庫浜坂漁港のあわび
今まで、日本のいろんなお店でアワビをいただいてきましたが、
日本トップクラスに美味いアワビです。
このアワビを食べるためだけに、こちらを訪れたいレベル！
ちなみに、浜坂漁港は、あの有名な「かに吉」さんが蟹を仕入れている漁港になります。
こんな感じで、鮨前が4～5品供されまして、お鮨に移行します。

冒頭に挙げた穴子。
こちらのお店では、最初の一貫は必ずこちらのお鮨が供されるそうです。
それだけ、大将の自信作なのでしょう。

ヤリイカ
これまた、美しい。
なるほど、こちらは、こういうイカのアプローチなのね。
過去に何度も書いていますが、
昔は「鮨屋の仕事を見たければ玉子を頼め」と言われてきましたが、
私は今はイカこそが、そのお店の個性や方向性を見て取り易いネタだと思っています。

スズキ
寝かされて、旨味がイイカンジに乗ってます！

やま幸のクロマグロ　大トロ
中トロ→赤身→大トロ　と、やま幸マグロ三連発！
ほっぺたが落ちてしまう幸せ。
やっぱマグロってパワーある鮨ネタですわ。

寿司好き＆「酒のほそ道」で有名な漫画家のラズウェル細木先生が、
過去に「回転寿司屋でマグロだけ食べてみる実験」をされてみた時に、
「虚しいかと思ったら、満足できてしまった。さすがマグロ」みたいな感想を持たれていたのですが、
確かに～と思ったものです。
鮨屋さんのおまかせコースでマグロのトロ系が入らないと、なんかコース全体が締まらないよね。
昔はアブなんつって捨てられてた部位ですが、冷蔵庫の進化は偉大だよね。
近代の鮨文化は、冷蔵庫によって発展したと言って良いでしょう。

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続いて、マナガツオ
イイカンジの状態というのが、写真でひと目で伝わりますね！
ちなみに、こちらのお店は「兵庫前」でして、
兵庫県産の魚介にこだわって魚種を揃えていらっしゃいます。（マグロやウニ以外）

ウニ！どーん！
ラストに上質のウニがくると、気分が締まるわぁ～！

そりゃー、アフロ田中もこーなりますわ！

あまりに美味いもん食うと、脳内にドーパミンが出て、世界がキラキラしちゃうよね。
お鮨は、こんな感じで、13貫程度が供されましたが、どれも抜群に美味しかったです。
アフロ田中みたいに、キラキラになって帰宅したのでした。
大満足！
超お薦め店です！一度は体験すべき鮨屋さんだと思います！
これで大将が、まだ若干20代というので、ぶったまげますよ。
「料理はセンス」なんだなぁ～、とつくづく思わされました。すごかった。また行きたい。
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