今回は、デトックス(毒出し)におすすめの漢方ドリンクをご紹介します。
正しい服用のため、まず最初に「漢方」の前提を書きます。
「漢方」とは、例えば「医食同源」や「薬膳料理」と同じ考え方に基づいた生薬です。
分かり易い例えを出すと、
生姜を食べたら、体が温まる。風邪の時に生姜が利く。
ニンニクを食べたら、スタミナがつく。元気が出る。
唐辛子を食べると、汗が出る。
といった「食べ物が人間の身体に作用する性質(=薬効)」が、「漢方」となります。
ウコンエキスが悪酔いに利く、というのも、解かり易い例かと思います。
そういう意味では、「漢方は食べ物の延長線」と考えて、あまり間違いではありません。
いわゆる病院でもらえる、抗生物質のような西洋医学の「お薬」とは、そういう意味で異なります。
メリットは「薬膳ドリンク」なので、利き方がソフトで副作用が少ない。
デメリットは、「お薬」のように強い効き目や即効性が少ない。
という感じでしょうか。(ざっくり言うとですが)
次に、正しい飲み方をご説明します。
よくありがちなのが、いわゆる「粉薬」のように、
粉末を口にそのまま入れて、水でゴクリと飲んでしまう人。
これは間違いです。
漢方は、言ってしまえば「ハーブティー」と同じで、
「人間に薬効のある植物を煮出した汁」です。
(例えば、カモミールティーは、リラックス効果や利尿効果のある漢方、という見方も出来ます。)
それを「インスタントコーヒー」「粉末イリコ出汁」などと同じように、インスタント粉末にしたのが、
今、一般に市販されている漢方薬、となります。
つまり、分かり易く言えば「インスタント・植物の煮出し汁」となります。
「漢方薬」というと、いかにも「お薬」ぽいイメージですが、「ハーブティー」と捉える方が、私は的確だと思っています。
(昔は実際に「煎じ薬」とも呼ばれていました。)
なので、正しい飲み方としては、
インスタントコーヒーと同じように、コーヒーカップにお湯で漢方粉末を溶いて、
コーヒーやお茶のように飲むのが、正しいです。
あとは、食後でなく食間(空腹時)に飲むのが良いです。
一般的な薬が食後が良いのは、薬の効き目が強いので、胃を荒らさないために食後に飲みますが、
漢方は効き目がソフトなので、逆に空腹時の方が吸収されやすく、効力が大きく利くのです。
そんで、今回おすすめしたいのが、
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
それから、
排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)
です。
字面から解かるように、体内の毒や膿を出す作用を持った漢方です。
一般には、ニキビやアトピーにも用いられます。
この辺りは、専門のサイトをご参考ください。
↓↓
http://www.kampoyubi.jp
そんで、なぜ、これをこのタイミングでご紹介したか、といいますと、
今、水害汚染で、空気が悪く、ばい菌が体内に入り易い状況だからです。
呼吸するだけでも、泥臭い、カビ臭い、腐ったような空気を吸って生活する毎日に置いて、
私は現在、その対処として、こちらの漢方2種を毎日飲むようにしています。
この漢方2種は混ぜて飲んでも大丈夫、というか、併用により効き目が増します。(友人の薬剤師に確認済み)
漢方なので、劇的な効果はありませんが、少しは毒出しが出来ているのでは、と自分では思っています。
もちろん、傷口が化膿してしまったり、大きな炎症、感染症には「抗生物質」の方が利きます。
味は、美味しくはありませんが、
「医食同源」で、食べ物によって現在の悪環境に対抗したい人におすすめしたいと思い、ご紹介しました。
現在の環境の悪さが原因で「病院に行くほどでないが、慢性的に体調が悪い」「病院の薬で症状を押さえても、根本的な部分でなかなか体調が良くならない」という人は試してみてはいかがでしょう。
ご参考となれば幸いです。
※飲食関係のイベント告知がありましたら、無料で掲載協力いたします。
ご連絡はこちらからお気軽にご利用ください。
漢方は医食同源のもの、とは論点が間違っていませんか。
医食同源とは、生姜が身体を温める、冷え性にはいいですよね、程度の民間療法です。漢方薬は中医学をベースに日本の風土に合うように改良した医薬品です。症に合わせて処方されます。
症に合わなければ副作用が出て、大変なことになります。症に合えば即効性が有ります。
漢方薬と、ハーブ類の民間療法とは全く違います。
更に、食事の度に薬を飲むのは、食事に合わせて飲むことにより、分3が習慣づけやすいから、という物が多いです。薬によっては食直前に飲み、血糖値コントロールをするものもありますし、食事の影響を避けるために食事2時間前に飲む物も有ります。
OTC薬でも有る漢方薬とはいえ、中途半端な知識、間違った知識で書くのは危険ですよね。