天甲本店（てんこう）アンジャッシュ渡部建さんも訪れたミシュラン星付き天ぷら屋さん（広島市中区堀川町、流川）

2019年3月28日

瀬戸内産の天然アワビ　肝付き
アワビの中心のレア感、写真で伝わるでしょうか。
しかも、それをトリュフ塩で食べるという贅沢！
「天ぷらにして美味しいサイズを選択しています」との事で、
あえて小ぶりの天然活きアワビを、1人丸ごと1個提供くださいました。

中区堀川町にある広島の老舗天ぷら屋さんです。
ミシュラン広島で一つ星評価を得ていらっしゃる高級店ですが、
家族経営でアットホームな雰囲気が、とても素敵でした。

夜にディナーに伺いました。
完全予約制です。

まずはサラダと、お造りが出ます。
この日は、ヨコワマグロ、平目、イカ、でした。
ちゃんとした「天ぷら」というのは、ウナギと同じく、入店して、すぐに食べられるものでなくて、
お客様がいらしてから種を仕込んだり、油の温度を上げたりするため、時間がかかるので、
まずはこれで飲んで待っててください、という意味です。

お造りで一杯ひっかけている内に、天ぷらの準備が整います。

まずは、才巻海老
天ぷら屋さんの「顔」である、海老天ぷらが、最初に2本、続けて出ます。
1本目は塩で。
2本目は広島レモンと塩で味わってください、とのこと。
私は日本酒をいただきましたが、これは白ワインや泡を合わせてもすごく良いな、と思いました。

女鹿平（めがひら）の椎茸に、ホタテと海老すり身を詰めたもの
アンジャッシュ渡部建さんのブログでも紹介されていますね。
殻から剥いたばかりのホタテを、自家製の海老すり身と共に大きな椎茸に詰めた逸品！
感動的な美味しさでした！

とうもろこしの天ぷら
驚くほど甘くて、美味しい！
合い間に、野菜の天ぷらもほど良く提供されます。

こんな感じで、天ぷらは全部で10品以上出ました。
たくさん食べたのですが、油は全く胃にもたれず、
食後感も軽かったです。
大将に聞いてみると「国内でこれ以上の最上品は無いです」というほどの最高品質の油を使用されているそうです。なるほど～。

名物の天ほぐし丼
最後にご飯もので、かき揚げ丼、天茶漬けなど選べるのですが、
こちらのオリジナルという名物の「天ほぐし」にしました。
サックリと香ばしいほぐしかき揚げと、もっちりしたご飯のハーモニーがたまらんです！
そんで、赤出汁も、お漬物も、ちゃんと美味しいんだもんなぁ。
さすが。
最後に、果物が出て、お抹茶を点てて頂きました。
心地良く、満ち足りた気分でお店を後にしました。