土鍋でグツグツ出てくる麻婆豆腐。
豆鼓と花椒が利いて、ニンニクの芽も入った本格派です。
広島市佐伯区藤垂園と、安芸区中野東に2店舗を展開する大衆中華屋さんです。
お店の雰囲気はチェーンの中華屋さんみたいな印象ですが、実は隠れた実力店で本格的な味をいただけます。
酢豚や八宝菜などの一般的な大衆中華メニューに隠れて、本格派なメニューがちらほら。
レンコンとイカの炒め物
レンコンが堂々と主役を張っている逸品!
レンコンのシャキシャキ感を残した火入れと、レアなイカのハーモニーが最高でした。
豚肉の湯葉巻き揚げ
カリッと揚げられた湯葉の中の、豚肉は中華の技法で驚くほどにふんわりと。
そこに竹の子やクワイの食感がシャクシャク!
メニューには中華そばやトンカツ定食などもあるのですが、
他に、レタスの塩味炒めとか、卵とトマトの炒めものとか、気になるメニューが多いです。
ただ、私も何度も行っているのですが、行くたびに味の方向性が変わる印象は持っています。
ある日は、素材の味を活かした薄味と火を通し過ぎないジャストな火入れをされる日もあれば、
ある日は、チェーン店ぽい万人受けする味や、うま味調味料をしっかり利かせた味付けだったり、と。
これは「味にブレがある」という意味でなくて、
おそらく、厨師さんが意図的に「うちの店に来るお客さんの好みの味はどんなだろう?」と、お客さまの反応を見ながらの試行錯誤で、味付けを変えられているのだと思います。
また、メニューによっても、そのメニューを選ぶお客さんの好みの傾向に合わせて、味を変えられてる気がします。
なので、人によって評価がけっこう異なるお店なのですが、
それは厨師さんの引き出しの多さと幅の広さがそういう広い評価を生んでいると私は考えていて、
実はかなりのポテンシャルを秘めた実力店だと捉えています。
ランチではお手軽においしい麻婆丼を楽しめます。
今は700円くらいですが、昔はなんとこれをワンコイン500円でされていました。
しかもスープも付いて。
餃子も皮から手作りされていて、モチモチ!
日本の焼き餃子というより、中国の焼き餃子「鍋貼」に近い感じです。
本格中華の味から、ファミレス的な大衆店の味まで、どちらの味にも対応されていて、すごいお店です。
次に行った時は、どんな味になってるんでしょう。
まだたくさん写真がありますので、またの機会にご紹介しますね。
司馬 五日市店
広島市佐伯区藤垂園2-38
TEL 082-924-2250
営業時間 11:00~23:30 無休
駐車場あり
司馬 安芸中野店
広島市安芸区中野東1-11-31
TEL 082-893-5144
営業時間 ランチ11:00~14:30 夜17:00~22:00 不定休
駐車場あり