2017年6月8日、日本水産(ニッスイ)さんが世界初のマダコの完全養殖の技術構築に成功されたと発表されました。
素晴らしいですね。ニュースとして取り上げてみました。
公式ホームページでの詳細はこちら。
http://www.nissui.co.jp
記憶に新しいのは、エリンギ。
今でこそ、スーパーでエリンギを見ない日は無いほどに身近なキノコとなりましたが、1995年まではスーパーなどで一般購入する事はできませんでした。
その時代を生きた人なら覚えてらっしゃると思いますが、
ある日突然スーパーの棚に「エリンギ」というキノコが並び始め、あっという間に世間に浸透しましたよね。
あれはキノコメーカーのホクトさんが世界で初めてエリンギの人工栽培に成功された事に起因しています。
近畿大学さんで有名なホンマグロの養殖は、私達の手元に身近に届くまでにはまだ年月がかかりそうですが、
本来は高級魚であるはずなのに、養殖真鯛は、現在、既に私達が安価に美味しく楽しめる状況になっています。
現在ではそれが「当たり前」ですが、これも真鯛の養殖が実用化されていなければ、こんなにリーズナブルに美味しい鯛を日常的に楽しめるなんて、あり得なかったことです。(真鯛の養殖については、1965年頃に実用化されました。)
車海老については、お隣の山口県が世界初の養殖に成功し、山口から世界へ海老養殖のノウハウが拡がりました。
ホンマグロは個体が大きいので、まだまだ時間はかかりそうですが、マダコは小さいので、そう遠くない内に市場に出回りそうですね。
今までは日本のマダコは100%が天然物で、消費量に対する自給率は40~50%、海外からの輸入に60~50%を頼っていました。
エリンギの例のように、将来はスーパーの棚や我々の食卓にとって、もっとタコが身近な存在になっているかもしれませんね。
生産者さん達に感謝したくなるニュースでした。
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