前菜 スモークサーモンの手鞠寿司 蟹の絹田巻き 生湯葉
沖縄、北谷(ちゃたん)にある、和食屋さんです。
観光客が行くお店というよりは、沖縄在住の人が「沖縄以外の味」を求めて伺うためのお店です。
沖縄の和食店では、ハイクラスに位置すると思います。
この日はランチの懐石コースをいただきました。
冒頭の前菜に続いて、
強肴 粟饅頭
揚げ物 丸十 むかご
丸十とはサツマイモの事です(薩摩藩の家紋なので)
新米銀シャリ
ランチなのに、ちゃんと土鍋で炊き立てを提供してくださるのが、贅沢ですね。
おこげもちゃんと楽しめました。
鶏つくねと根菜の汁 茄子オランダ煮
お昼は「食事」なので、銀シャリとお汁が「メイン」という訳ですね。
デザートは数種類から選べて
胡麻のブラマンジェ
柿のゼリー
沖縄には何度か行っていて、1990年代も知っているのですが、当時ではこういうお店の存在は考えられなかったですね。
時代は変わったんだなぁ、とつくづく思います。
昔の沖縄では考えられなかった「繊細な和食」です。(沖縄料理を否定している訳ではありません。こういう素晴らしい沖縄料理の名店もあります)
日本酒の品揃えも充実してますし、刺身もマグロやハマチなどの私達に見慣れたラインナップが揃います。
それが沖縄の人にとっては「普段は食べない、やまとの味」となって、楽しいのでしょうね。
あるいは富裕層の沖縄移住者が、日本の味を求めて訪れるお店なのかもしれません。
そのため、観光客には評価され難い側面があるかもとも思いましたが、そもそも観光客向けでなく地元客をターゲットとしたお店なので、これで正しいですね。
沖縄に新しい味を拡めていくお店として、これからも頑張っていただきたいと思いました。
旬肴ひとしずく
沖縄県中頭郡北谷町北谷2-6-10
電話 098-936-5539 定休日:日曜
営業時間 11:30~14:30 18:00~22:00
駐車場あり
http://aoikaze.ti-da.net/