我馬（がば）期間限定メニューが激ウマ！広島のラーメン第2次ブームの立役者！（東広島、広、広島駅など）

2017年7月1日

牛白湯の塩麹ラーメン（期間限定ラーメン）
いわゆる「牛骨ラーメン」かと思ってスープをすすってみると、全然違った洗練された上品な味で、かなり驚かされました。まさに「牛白湯」！
チャーシューも牛肉チャーシューで、トッピングの黒胡椒に半熟卵も、ちゃんと全体の味の構成を考えられて設計されています。
これが看板メニューであってもおかしくないクオリティの高さに、私は「我馬さん、やっぱりすげえな」と改めて思ったのでした。

広島市西区三篠町に本店を構え、広島駅、紙屋町、東広島市西条、呉市広、五日市、皆実、ゆめタウン広島、イオンモール広島府中と、全部で9店舗を展開される、広島で大人気のラーメン屋さんです。

広島のラーメン屋さんなのですが、オーナーさんが福岡博多の有名店・一風堂さんで修行なさった事もあり「博多ラーメン」を掲げていらっしゃいます。

「広島なのに博多ラーメンなのかよ」と思われる人もいらっしゃるかもしれませんが、2000年の我馬さんがオープンされた当時は、広島のラーメン業界全体を揺るがすほどの、ものすごいブームになったのを、当時の広島を知る人で異論のある人はいないでしょう。
私感ですが「我馬さん以降、広島ラーメンの第二世代がスタートした」というように、私は捉えています。

そんで、我馬さんは、期間限定ラーメンのシリーズが素晴らしいです。
グランドメニューで基軸となる柱を打ち出しておきながら、サイドの期間限定メニューでアバンギャルドやニューウェイブをPRする、というアプローチは、素晴らしい経営手腕だと思います。
「こういうラーメンも作れるのだな」とお客さまに知っていただく事で、強いブランディングが成立するのだと思います。

黒辛胡麻みそ担担麺（期間限定ラーメン）
これも素晴らしかったです。
花椒は香味油に仕立ててあり、黒ゴマはあえて挽かずに粒のまま大量に散らしてあるので、食べる時に持ち上げた麺が香味油をまとい、麺を噛む時に一緒に炒った黒ゴマがプチプチ弾けて香りが立つ仕組みになっています。
ラーメンの丼の中でなくて、食べ手の口の中で完成させる坦々麺というか。
新しさを感じる洗練された一杯でした。