イヌア（INUA）世界一のnomaノーマ、映画にもなったレストランを食レポ（飯田橋、KADOKAWAカドカワ）

プラムレザーとアロマティックフラワー
プラムで作ったシートに、様々なハーブやエディブルフラワーがインされています。
絵画のような額縁に入れられていて、素敵。
額から剥がして、生春巻きのようにクルクルと巻いて齧る、という、ちょっと遊び心のある一品でした。

ノーマ、世界を変える料理
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ご存じない方はいないでしょう。ワールドベストレストランで何度も世界一を獲得した「noma（ノーマ）」さん。
そちらのメニュー開発ラボのチームリーダーであった、トーマス・フレベルシェフが独立し、
日本にオープンさせた北欧ミーツ日本な料理店です。

ノーマ東京
ノーマの2作目の映画「ノーマ東京」の主人公が、このイヌアのトーマスシェフなのです。
もしINUAに行かれるなら、ぜひこの2作を観てから訪れることを、強くお薦めしますね。

キャベツ、ウニ、松の新芽
この日、もっとも素晴らしかったお料理です。
誤解を恐れずに言えば「INUAの料理は『日本料理』である」というのが、よく解かる一皿でした。
こればかりは、文字でいくら書いても伝わらないと思うので、
自らの舌で体験するしか無いと思います。

訪れる前には、インターネットで賛否両論の口コミを読みました。
ネガティブな意見では、「さっぱり分からない」、「草や虫を食べさせられて辟易した」など。。
正直に言えば、私もあまり期待せずに訪れたのです。

ところが！
感動と驚愕の嵐！
素晴らしい！！

全ては払拭されました。
当店のお料理が「解らない」人は、単に感受性が乏しいのだな、と思いました。
また、単純に、味としても、ちゃんと美味しいです。
正に「世界一」と評価されてもおかしくない、ミシュランで言えば、三つ星クラスに相当するレストランだと感じました。
実際、2019年には、「ワールド・レストラン・アワーズ（The World Restaurant Awards）」で
過去1年に開業した世界の全てのお店で、最も素晴らしいお店に贈られる賞、
「今年の新店賞（Arrival of the Year）」を受賞されました。
それら全てに、今は納得感を抱いています。来て、良かったです。

金目鯛　卵黄ソース
唐辛子のハバネロが使われているのですが、その使い方の上手さに驚かされます。
センスが良くないと、こういう事って、できないよなぁ～。すごい。
この日、2番目に感動したお料理がこちらでした。

デザートまで合わせると、コースはなんと16皿も出てきたのですが、
最後までスルスルと完食でき、全く胃もたれも無いのも、驚きでした。

近年、「少量多皿」を掲げるお店が増えてきているのですが、
下手なお店の「少量多皿」に当たると、最後まで完食し切れないパターンもけっこうあるのですが、
ちゃんと最後まで食べ疲れさせずに完走させる構成力やタイミングには、賞賛しかありません。

パッションフルーツ　トマト
最後まで、心をときめかせながら、食事を終える事ができました。
また、スタッフのホスピタリティも素晴らしく、
あらゆる面で、一級のレストランだと思いました。

場所が、けっこう分かり難いので、書いておきます。
スポンサーが出版メディアのKADOKAWA（カドカワ）さんなので、
なんと、KADOKAWAの会社のビルの中にあります。
レストランの階下では、普通にカドカワ社員の人が出版やメディアのお仕事をされているそうです。
なんてユニークな環境。
時々、イヌアのお客様が、間違ってカドカワ社屋に入ろうとされる事もあるそうです。
上記写真の看板奥に写っているのが、カドカワ正面玄関で、イヌアに行く人は看板の矢印に従い、ぐるりとビル横に回ります。

INUAさんの入り口です。
開けようとしても開きません。
自分が予約客である事を伝え、中から警備員さんに開けてもらわないと入店できないのです。
セキュリティすごいなー。
でも、これは来店客にVIP客さんが多い、という事なのでしょうね。
体験する価値のあるお店でした。
興味のある方は、ぜひ一度は体験すべきだと思います。お薦め店です！
価格は、この体験に対して支払う価値は、あると思いました。
ランチはなく、ディナーのみの営業です。
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