こしあんと粒あんの詰め合わせ
「食べログ 百名店 スイーツWEST 2020」に広島から唯一選ばれたスイーツとなります。
いわゆる「おみやげ売り場」に大量出品されておらず、
令和の時代でも、1つ1つ手作り・作り立てを守ってらっしゃるので、
宮島まで行かないと買えない、レアなモミジ饅頭となります。
今回は、そのレアスイーツを、広島駅で買える裏技をご紹介します。
(※このページの情報は、まとめサイトや情報サイトへの転載禁止とします。)
まずは、そのルーツのご紹介。
「もみじ饅頭 元祖」で検索すると複数のお店が出てくるため、
混乱される観光客さんも多いと思うので、
ここで簡単にまとめます。
宮島には「元祖もみじ饅頭」を名乗るお店って何店かありますが、
1906年・明治39年に、宮島を代表する老舗旅館「岩惣」さんにより最初に発案されたものです。
その際の岩惣さんの下請けだった和菓子職人さんのご子孫が、現在の「高津堂」さんです。
岩惣さんで販売開始から4年後に当時の高津職人が「紅葉形焼饅頭」を商標登録され(その後に無効となってます)、
それを根拠に現在の高津堂さんは元祖を名乗られていますが、
高津堂さんは2009年まではコンビニで、もみじ饅頭メーカーとしての歴史は10年弱の新興となります。
こちらの岩村もみじ屋さんは、元々は元祖もみじ饅頭である岩惣さんの製菓部をされていて、
それをルーツに、その後もずっと現代まで続いてらっしゃり、
宮島に現存する最も古いもみじ饅頭屋さんが、こちらの岩村もみじ屋さんとなります。
他にも、宮島で明治初期に創業され、140年以上の歴史を持つ「博多屋」さんというお店も「元祖」を名乗られています。
「元祖」という言葉も、人によって定義や考え方が異なるので、
それぞれの元祖に「正しい」があると思います。
あくまで私の個人的な意見では、岩惣さん-岩村もみじ屋さんの流れの方に一票かなぁ。
なお、最初のもみじ饅頭は「こしあん」がデフォルトだったのですが、
「粒あん」バージョンを最初にスタートされたのは、
これは諸説なくて、こちらのお店が発祥店となります。
左がこしあん、右がつぶあん
今は、もみじ饅頭のお店って、クリームもみじやチョコもみじなど、いろいろメニューが多いですが、
岩村もみじ屋さんでは、こしあん、粒あん、の2種のみしか作っておられません。
昔気質でストイックですなー。
そんで「あんこが無くなったら、その日は終わり」という売り切れ閉店スタイルでされています。
食べれば解かるのですが、あんこが違う!
国産原料にこだわって、あんこから丁寧に作られているから、
大量生産できないのだなー、というのが、
味わいから伝わってくる逸品です!
このもみじ饅頭をお土産に使える人は「本物が解かる人」と見られると思う。
また、受け取る側もその価値が解かる人、への贈り物として使いたいお土産ですね!
さて、では宮島本店まで行かないと買えない、こちらのもみじ饅頭ですが、
広島駅でどうやって買えるのかと言うと、
第一・第三金曜日限定ですが、
「3日~1週間前までの完全予約制」で、
「福屋広島駅前店」さんで買えます。
(ちなみに「福屋」さんは広島発祥のデパート。)
電話番号 082-568-3058 で予約が可能です。(写真の6個入り1箱からでも予約可能です)
予約を受けてから、
岩村もみじ屋さんがお渡し日に合わせて、もみじ饅頭を焼き上げてくださり、
それを配達業者さんがわざわざ宮島から福屋広島駅店さんまで運んでくださるので(そのために3日以上前に予約の必要がある)
元祖店の岩村もみじ屋さんと広島創業デパートの福屋さんのサービスって神!と思わざるを得ません!!
個人的には、手間賃や配達賃を上乗せしても良いと思うんですが、
なんと、手間賃は上乗せされず、宮島と同じ価格で買えます。
まるで昭和の様な神サービスに、まじたまげる。
ぜひ、他の広島みやげも、合わせて福屋さんで買いまくってお金を落としてあげて欲しいと思っています。
宮島まで買いに行って売切閉店で買えない可能性もあるので、
また、出張で来広された方など、宮島まで移動する時間が取れない人も多いと思いますので、
そう考えると、第一・第三金曜限定ではありますが、こちらで必ず買えるのは、とても助かります。
(その翌日の土日も、とり置きは頼めるかもと思います。予約の際に相談してみてください)
上記写真の、受け取り窓口のおみやげ売り場までの、行き方を書きます。
広島駅の南口を出たら、目の前にある地下への階段を下りていきます。
地下に降りてまっすぐ進んでいくと、中ほど右手に、写真のような風景が見えます。
この、中ほど右手に見えるのが、福屋さんの地下入口なのですが、
赤枠で囲んだ階段から地下1階の入口に向かって入店してください。
そこから入店して、斜め右方向の視野の中に、
こちらの「広島みやげ」と書かれたカウンターがありますので、
そちらが受け取り窓口となります。
という訳で、段取りをまとめますと、
福屋広島駅店さんで購入できる日は、第一・第三金曜限定で、その翌日くらいまでなら取り置きも可能かも(電話で相談してみてください)。
まず、電話で3日~1週間前までに予約しておく。
当日に、受け取り窓口に取りに行く。
という2ステップです。
上記したように、令和の時代にあり得ないような親切なサービスなので、
予約してからドタキャンは絶対にされないようにしてください。
店側の親切を裏切る行為があると、せっかくの良いサービスが終了となってしまうので。
新幹線口からは5~10分くらいは歩くので、
ルートを確認しておいて、
乗車時刻に間に合うようにスケジュールして行きましょう。
本当は宮島口まで行かないと買えないはずなのに、
広島駅で買えるって、旅行客に本当に親切な神サービス!
元祖店の岩村もみじ屋さんと老舗デパートの福屋さんの神コンビじゃないと不可能なサービスじゃないかと思います。
ありがたいなー。
6個入りの包装パックはこんな感じ。
開けてみたところ。
賞味期限は1週間くらいだと思います。
プレミアムな広島みやげ、ぜひゲットしてみてください!
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岩村もみじ屋
広島県廿日市市宮島町中江町304-1
電話 050-5592-2434 定休日:水曜
営業時間 9:00~17:00(売り切れ次第閉店)
http://iwamura-momijiya.com/
福屋広島駅前店
広島市南区松原町9-1
https://www.fukuya-dept.co.jp