アミューズ
猪の脂のマドレーヌが出てきて、まるでこちらのお店を彷彿させました。
「ジビエへの愛情が深いお店」と噂に聞いてましたが、いきなり納得感!
広島県福山市桜馬場町にあるフランス料理店「ビストロブールブラン」さんを訪れました。
ミシュラン広島の掲載店です。
福山駅から徒歩10分くらい、お店の前に駐車場もあります。
こちらに来てみたかった理由ですが、シェフのインスタを見てたら、訪れたくなったのです。
こちらのシェフのインスタは、なんか良いんです。
「フランス料理は僕の青春。僕の夢は今。」
50歳を超えても、今が青春で、フランス料理が夢って言えるのって、すごくカッコイイと思う。
そんで、そんなシェフの作る料理を味わってみたくなって訪れたのでした。
店頭にフランス国旗がはためいているのがイイネ!
昔はよくそういうお店がありましたが、今ではほとんど見かけなくなり、懐かしい。
お店に入る前から「おっ!店頭にフランス国旗のはためく店かぁ~!」と感じ入りました。
今回は、フルコースでなく、メイン1種のコースでお願いしました。
冷製ポタージュ
エキゾチックな味で、夏らしさが出ていました。
オードブル 夏鹿のテリーヌやイノシシのリエットを盛り込んだサラダ
メインディッシュ エゾシカの赤ワイン煮込み
こちらのお店はジビエで有名なお店なので、
夏でもジビエを食べたいお客様がいらっしゃるという事で、
冬に仕込んだものを、保存できるものは保存されているそうで、
せっかくなのでジビエを選びました。
そんで、このエゾシカの赤ワイン煮込みを食べて「なるほど」と納得したのでした。
これは「フランス人が食べて美味しい味」だと思いました。
そういう意味で、すごくフランスらしいフランス料理だと思いました。
私はもう10年ちょっとフランスに行っていないので、
最新のフランスはもう判らないのですが(10年経てば町場の料理もだいぶ変わってるでしょうね)
少なくとも2008年頃までのフランスのマジョリティのレストランの味は、これでした。
日本に、フランス料理のお店、たくさんありますけど、
フランス人が食べて「うん、これこれ。フランスと全く同じ味」と思ってもらえるお店って少ないと思う。
私達日本人が海外の日本料理店に行って、同じ事を思うように。
広島にも、他に、フランスの味そのままに近いものを出すお店は他に数軒はありますけど、
この赤ワイン煮込みは、その中でも「一番近い」と思えました。
桃のコンポートとアイスクリーム
デザートも、甘味の利かせ方が、フランスの味そのままだった。
素晴らしいね!
味の決め方が、フランス人の感覚に近いのだと思います。
「デザートの捉え方」が、日本人とフランス人は感覚が異なるんだけど
フランスで一般的な「前菜、メイン、デザート」という組み合わせの中で、こちらはちゃんとフランス人の考える構成になっていました。
今のフランスの味かは判りませんが、
2010年までにフランスに滞在してた人なら、訪れると「懐かしい味」と思えるんじゃないでしょうか。
特に赤ワイン煮込み。
60歳を過ぎても、70歳を過ぎても、変わらないこのままの料理を出し続けて、
「フランス料理は僕の青春。僕の夢は今。」と言ってるシェフであって欲しいですね。
ずっと店頭にはフランス国旗がはためいていて欲しい、と思ったのでした。
シェフのフランスへの望郷の念が、料理に表れていると思いました。
店内の雰囲気や、お料理の動画をインスタグラムにアップしています。(音無し)
ぜひ訪れてみてください!
ビストロ ブールブラン
広島県福山市桜馬場町6-29
電話 084-922-7707 定休日:火曜
営業時間 11:30~LO.13:30 17:30~LO.20:00
インスタグラム